バイオリンコンサート
千住真理子さんのバイオリンコンサートに、夫と二人で行ってきました。
会場は家から車で三十分位のところにある、八ヶ岳高原ロッジです。
この会場では、春には サックス奏者のナベサダこと渡辺貞夫さんのコンサートもあります。夫はナベサダさんを贔屓にしていて、こちらのコンサートも、時間が合えば行くことにしています。
千住さんのコンサートには、東京にいたころから10年以上毎年出かけています。
私が千住真理子さんの事を詳しく知ったのは、千住さんのお母様が書かれた「千住家の教育白書」という本を読んだことがきっかけでした。それまでも千住さんのことは知っていましたが、本の内容が大変興味深く、一気に読んでしまいました。
千住さんのお父様は、慶應義塾大学の教授ですが、子どもの教育については、確かな考え方を持っておられました。
お父さんは子供に対して、「どんな職業についても良いが、一切の妥協をせず自分の好きな道に邁進せよ」というものでした。
元々千住家は母方の祖父も含めて学者の家系だったので、子供たちにも学者になるように教育しなけれんばならないと、母親の文子さんは思っていました。
ところが、今は音楽家として活躍している次男の明さんが、コックになりたいと言ったとき、お母さんの文子さんはとんでもないと反対の気持ちでした。けれども夫は「コックも良いじゃないか、誰にもできない料理を作ればそれは一流と言える。なにかをするのなら常に一流を目指せ」というものでした。
長男の博さんは一流の画家、明さんは一流の音楽家、そして真理子さんは一流のバイオリニストとして活躍されています。
母親の文子さんは、夫の考え方を正面から受け止め、子どもの教育を楽しく愉快にされたことが本から窺えます。千住さんの例は特別と言えますが、父親の強い気持ちを受けて、それに答える事の出来た子どもを持てたことは、何よりの幸運と言えるでしょう。
千住家の例から、親が子どもに対してどのような考え方を持ち、子どもの可能性をどれほど信じられるかが、子どもの未来に大きな影響力を持つものだということを、深く教えてくれた本でした。




























































































































































































住所の一部に旧地名が残れば、少しは気持がつながるよすがになるかもしれないなどと思いました。























































































































































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