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2009年7月17日 (金)

庭からの恵み

P7150021  ミニトマトの苗が二本ありますが、少しづつ収穫できて楽しみです。赤と黄色の二種類です。

 昨日本屋さんで、安野光雅さんの「ふしぎなたね」という絵本を買いました。この本のことは、先日鳥取に行ったときに、ハス園に案内下さった木口さんから、お聞きしました。

 帯に「数学を通して、食べ物、そして自然に感謝することを学ぶ」と書いてあります。

 なまけものの男がせんにんから、不思議な二個の種をもらいます。その種は一個は焼いて食べれば、一年間何も食べなくてもお腹が空かない種で、もう一個を地面にうめると秋には二個の種ができるといわれました。男は言われたとおりにしました。一個食べて、一個うめるだけで、何もしなくてもまた秋になれば二個の種ができるので、楽に暮らせるのです。

 そんなことを来る年も来る年もしていましたが、あるとき気が付きました。何の進歩もないと。そこである年、二個ともうめて、何か他の物を食べて過ごそうと思いました。すると秋には四個の種ができて、一個食べても三個残ります。三個うめると次の年には六個の種ができます。また一個食べても翌年には、十個の種ができます。また一個食べると次には十八個できます。そのようにして、種がどんどん増えて、男は倉を作り、いくつかをしまっておきました。

 十年目には、畑は種でいっぱいになりました。ところが収穫の時期に嵐が来て、大水が出て、種はみんな流されてしまいました。木にくくりつけておいた十個だけが残りました。

 大事な一人の子供が流されなかったので、妻と感謝して、家族三人三個の種を食べて、残り七個地面にうめました。

 「どうか いい タネが みのりますよう」二人は 天に いのりました。

 解説で安野さんは「私たちは、米一粒で一年を過ごすことはできませんが、一粒の米をタネにすれば、二粒どころか何百粒ものタネが実ります。絵そらごとの絵本よりも、現実の世界の方がよほどふしぎです。」と書いておられます。

 二千年前の一粒のハスの種から、日本各地に沢山の花が広がったことの話から、この本のことを教えていただきました。

 不思議な世界に生きていることを、考えさせられます。

 私のトマトもいくつできるでしょうか?

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コメント

Junko先生ありがとうございます。
“ふしぎなたね”というのは面白いお話ですね。
私がもし仙人からそんな種をもらったらどうするかなと考えました。
お腹が空かないのはいいけれど、1年間も何も食べないのはいやだな~と、思いました。
食べることが好きですから。。。

投稿: mako | 2009年7月19日 (日) 12:57

 makoさん
 私も同感です。ピル一粒で、一日分の栄養が取れるというものが開発されても、多分人はそれで満足しないと、読んだことがあります。

投稿: 谷口 純子 | 2009年7月20日 (月) 14:20

小2の娘と今日図書館にいきました。「ふしぎな たね」を借りました。作者の安野光雅さんは、島根県津和野町生まれの方です。昨年、津和野に行ったおり、安野光雅美術館に行きました。数学や、国語のいりまじった不思議な世界でした。エッシャーのだまし絵(?)のようなかんじもしました。美術館で、わたしは、そのとき一年生だった娘に、「にほんご」という本を買ってあげましたが、興味は、示しませんでした。彼女は、小一時間も道路のわきの堀にいるたくさんのおおきい鯉にえさをやり続けていました。純子先生は、津和野は、いらっしゃたことがありますでしょうか。  「タネはどんなものでもふしぎです。一粒のタネから、芽が出、花が咲き、沢山の実をつけるわけですが、どこにそんな力がかくされているのでしょう。」と、安野さんは書いておられますが、本当に神の御業を感ぜずには、おれません。

投稿: あいちゃん | 2009年7月20日 (月) 17:44

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