冷たい雨の降る一日でした。
私の家は少し高い所にあります。そのため、出かけるときは石の階段を下りて行くのですが、そうすると大きなもみじの枝が、下に見えるところがあります。
紅葉したもみじが、雨に濡れるとオレンジや赤がとても鮮やかな色になり、上から見下ろすとまるで明かりがついているように見えました。
こんな風にもみじを見たのは初めてです。多分、私の目が日時計目になっているからではないかと思います。
キノコを探しに森に入ると、キノコ目になって、キノコがよく見えますし、何でもキノコに見えます。キノコ目というのは、私たちが勝手に付けたものです。
それになぞらえて、日時計主義の生活をしている人は、よいことやありがたいこと、美しいものをいつも見ようとし、探しているので、日時計目と言ってみました。
ところで、昨日原稿を出しましたが、今回は「森の中のオフィス」について書きました。
そのため、色々な本を読んで勉強したのですが、先週の月曜日に買った本が、とても参考になりました。
「オークヴィレッジ」という岐阜県の飛騨にある工芸村をご存知の方も多いと思います。私もそこの家具などは素晴らしいものがあるのは知っていましたが、オークヴィレッジの代表者の稲本正さんが、環境活動家だということは知りませんでした。
「森と生きる」(角川書店)という本の紹介記事の切り抜きを持って、色々な書店で聞いたのですが、ありませんでした。それで、渋谷の紀伊国屋書店に注文して取り寄せてもらい、手に入れました。
記憶では、1・2カ月前と思っていましたが、新聞の日付が9月12日になっていました。その日は函館に行っていたので、北海道新聞だと思います。
記事には、「本書は、稲本氏の30年にもわたる飛騨奥洞(おくぼら)での工芸村「オークヴィレッジ」の実践活動に裏付けられた「自然との共生」思想の集大成である。」前後略。
紹介者は、公立はこだて未来大教授・鈴木克也さんでした。
この紹介文を読み、30年も前から、環境意識を持ち、自然との共生を目指して活動していた人がいたのかと、驚きました。ぜひ読んでみたいと思いました。
実際に読んでみたら、期待以上に素晴らしい内容で、私たちが進めようとしている炭素ゼロの具体的な実践を、もうすでに始めておられました。
稲本さんは、原子物理の世界から、木の世界、森の世界へ転身された方で、その理由も大変説得力がありました。
「森と生きる」稲本 正著(角川書店)1800円税別。
環境問題について深く知りたい方、森に行く理由が今一つ分からないという方に、大いに参考になると思います。
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