旅人の目
旅に出ると、目にするものが皆新鮮に写って、多くの感動や喜びが得られるということは、夫の本、「目覚むる心地」にも書かれてあります。
自分の住んでいるところは見慣れているので、特になんとも思わないことが多いですが、少し離れて客観的にみると良さがわかったりします。
またそこだけクローズアップされて、写真に撮ったりするのも、良さを際立たせる効果があります。
渋谷の美容院に行きましたが、その道を旅人の目で見て、写真に撮りました。
歩道におかれた木の大きなプランターに、ラッパ水仙が植えられています。季節感があって、いつも「良いなあ」と見ています。
渋谷の丸井の近くの交差点に、三角の狭い植え込みが一か所あります。そこは一年中、いつも花が絶えることがなく、綺麗に手入れされて、道行く人を楽しませてくれます。
私はいつもそのコーナーに注目して、どんな人がこの花壇の手入れをしているのだろうと、思っていました。ビルの持ち主の奥さんだろうかなどと、想像していました。
去年の秋のある日、いつものようにそこを通ったら、60代半ばの男性がジョーロを持って立っていました。花の様子を丹念に見て、花がらなどを取っていました。
男性だったのかと、少し意外でしたが、今朝もシクラメンやさくら草など、咲いていました。
さらにその先に渋谷の東急ハンズがあります。その向かいの歩道に一本大きな夏ミカンの木があり、実をつけています。周りはビルばかりで、木もその一本があるだけです。
そこは斜面で土のあるところは本当に狭いのですが、それだけは切られないで残ったのだと思います。緑の葉の中にある黄色い実が黄金のようで、その道を通る時は、その木を眺めて、豊かな気持ちになります。
カメラマンでもないのに、デジカメをコートのポケットに入れて、立ち止まって、時には腰をおろして写真を撮りました。変な人と思われたかもしれません。
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コメント
純子先生のブログの内容はいつもすばらしく+とても楽しいですね。特にご家族とのエピソードが好きです。純子先生の文章には楽しい表現があって今回も思わずクスッと笑ってしまいました。
今回の内容を読んで確かに自分の住んでいる街も旅人になった気持で見方を変えると全く違ってみえるものですね。いつも新鮮な気持ちを忘れないように心掛けたいです。そして、純子先生はお忙しいのに朝からこれだけ豊富なメニューを作っていらっしゃていつか自分も家族のために愛のこもった食事を毎日提供できるよう見習いたいと思います。これからもブログ楽しみしています。
投稿: CK | 2010年1月16日 (土) 23:27
ありがとうございます。
旅人の目で身近な風景を見るのは、ちょっとした、発見があり、嬉しい事に出会えるのですね。そんな一日を私も楽しんでみたいです。私もジョイ眼を意識するようになってから、「写真に撮りたい」「でも恥ずかしいかな。」って思うことがあります。恥ずかしがらずに、見たままの感動を写真に残していけばいいんですね。ますますいろんな喜びが発見できそうな、楽しい予感がするこのごろです。
投稿: 松本 康代 | 2010年1月17日 (日) 11:38
日時計主義の眼で観ながら生活させていただくと
どんな土地に行っても、住んでも
そこが天国となるのですね☆
すばらしいです。ありがたいです。
田舎育ちの私も、東京に住み始めた当初は
緑が少なくて残念な気がしていましたが、
日時計主義で、観の転換をしてみると
確かに少ないけれど
よく手入れされ、大事にされているなあと思えるようになりました。
イチョウ並木のイチョウもきれいにカット(?)されていますし、
公園も季節ごとに衣装替え(?)、いつ行っても楽しめて
人と自然が調和しているようにかんじられ、嬉しくなります。
街路樹の剪定をされているところを通ると
ありがとうございます、と心の中で礼拝しますが
先日は、街路灯の手入れをされているのを発見、
まあ、こんなところまで、と
またまた心の中で合掌いたしました。
投稿: 菊池 光珂 | 2010年1月17日 (日) 14:16
CKさん
クスッと笑うところが、ありましたか。楽しんでいただけて、うれしいです。
投稿: 谷口 純子 | 2010年1月19日 (火) 23:02
松本さん
本当にそうなんです。ちょっと視点を変えると、美しいものは沢山ありますね。
投稿: 谷口 純子 | 2010年1月19日 (火) 23:03
菊池さん
鹿児島は、南国で趣のあるところですから、物足りなく感じられたのはよくわかります。
投稿: 谷口 純子 | 2010年1月19日 (火) 23:05