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2010年4月21日 (水)

枕草子

P4210002  古典文学の講座があり、今日は枕草子を学びました。

 作者は清少納言で、日本最古の随筆集と言われています。

 ご存知の方も多いと思いますが、

P4210012  「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」の一段から始まります。

 今日勉強したのは、125段、「九月ばかり」で始まる文章ですが、陰暦では10月の頃です。

 10月の様子をどのように表現しているかを簡単に要約します。

 『一晩中ふった雨も、朝には止んで、朝日がとても鮮やかに射し、庭の植え込みを見ると露がこぼれるばかりにぬれているのが、とても良P4210014 い。垣根の上の飾りには、払い残した蜘蛛の巣に雨露が白い玉を貫いたような模様になっていて、しみじみとすてきだ。

 少し陽が高くなったころには、雨の重みで地面に垂れていた萩の枝が、人が手を触れたわけでもないのに、自然に跳ね上がるのも何とも言えず心動かされてすてき。こんなことに感心するのは、私だけでしょうね。他の人には、別に何とも面白く感じられないことを。けれども、そんな自分が、またすてき』

 こうして、現代語訳にすると、決して千年以上前の古臭い文学とは思えません。

P4210004   人の感性は、時代に関係ないこと、そして清少納言のものの見方は、とても前向き、普通なら人が見過ごしてしまいそうなところを、丁寧に詳しく見ています。日時計主義のお手本ですね。

 こんな文学が、ずっと読み継がれてきて、人気があるということは、日本人が古来から日時計主義の精神を持ち続けてきたと、言えるのかもしれません。

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コメント

清少納言てカッコいいですよね。繊細なのにハッキリ物申すところが現代にも通じる気がします。私も
遅ればせながら 日時計日記を付け始めました。
日時計主義が少しでも実行出来ますよう頑張って
みます!!

投稿: しろばら | 2010年4月22日 (木) 16:55

枕草子の125段、現代語訳をとても興味深くワクワク拝読いたしました。
実は今、会員向け5月度の通信を作成中で苦慮しています。ふと、恵味な日々を開きたくなり拝見しました。
是非4月21日のご文章を連合会『よろこび通信』に掲載させてください。
私達はBタイプ誌友会の開催を推進し、俳句や短歌等をたのしむことを大いに勧めています。神様の真・善・美を表現するよろこび、古き佳き日本を学びたい、残したい思いは多くの白鳩会員にあります。しかし、中々親しむことも学習することも、一歩踏み出す何かが足りません。
白鳩会総裁先生のご文章は勇気の一歩になることでしょう。ぜひブログを拝見しない世代に向けて掲載をご許可ください。
そしてこれからも、お勉強のたびに、いえ、何回かに一度でも掲載して下さいますことを希望いたします。感謝合掌

投稿: 藤田眞知子 | 2010年4月22日 (木) 17:53

 しろばらさん

 日記を書き始められたとのこと、おめでとうございます。
 人生がさらに楽しく、充実しますね。

投稿: 谷口 純子 | 2010年4月22日 (木) 22:28

 藤田さん

 コメントありがとうございます。お役にたてればいいですが。

投稿: 谷口 純子 | 2010年4月22日 (木) 22:37

ありがとうございます。
先生のブログを拝見し、自然の中に「真・善・美」を見いだす清少納言の生き方に感動いたしました。
高校時代、私は古典の時間が大好きでした。
以前、地元の図書館で古典文学の講座が開かれましたが、日程が合わず、参加することができませんでした。何時の日か、機会がありましたら、古代の人々の意思を、このすばらしい日本の古典文学を通して学んでみたいと思いました。ありがとうございました。

投稿: てんこ | 2010年4月23日 (金) 00:41

てんこさん

 古典がお好きだったのですか。良い機会があるといいですね。
 また、今は書店にも色々本がありますから、それを読まれるのもいいかもしれません。

投稿: 谷口 純子 | 2010年4月23日 (金) 21:38

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