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2010年12月22日 (水)

クレアモントホテル

Pc220012   今日の夜は、神田神保町の岩波ホールで上映中の「クレアモントホテル」を見に行きました。
 この映画は、何度か新聞で紹介されていて、観てみたいと思っていたものです。 12月3日の日経新聞夕刊のシネマ万華鏡では、
 「ついの棲家のロンドンの宿で老婦人が作家志望の美青年に出会う。彼らに生まれる友情の絆を見つめるドラマは、名作映画の記憶を織り交ぜながら、老後の幸せはその人の考え方次第と語って爽やか」とありました。
 この本の原作は、エリザベス・テイラーという作家の作品でPc220016 す。
 彼女は有名な大女優と同名ですが別人で、1975年に亡くなっています。
 英国の中流階級を鋭い観察眼と流麗な文章で描き、20世紀のジェーン・オ―スチンと呼ばれ、ブッカ―賞の候補にもなりました。
 ロンドンの街角にある小さなホテルに長期滞在する老婦人。
 彼女は幸せな結婚生活を送り、今は未亡人。
 スコットランドに住む娘と、ロンドンで働く孫息子がいますPc220017 が、「誰かの娘でも妻でも母でもなく、残りの人生は”私”として生きたい」と、このホテルにやってきました。
 クレアモントホテルには、彼女と同じような老齢の男女や夫婦の長期滞在者がいます。
 それぞれ一見風変わりで個性的ですが、気持は良い人々です。
 老人のホテル住まいは、孤独で寂しそうに見えますが、反面財産がないとできない生活でもあります。
 彼らにとって、身内が訪ねてくることがちょっとした自慢でもあり、お互いの刺激にもなります。
Pc220014  歩道で転んだ時、親切に助けてくれたハンサムな作家志望の若者をホテルの食事に招待したことから、彼女の生活が大きく変化していきます。
 といっても、日常のちょっとした事の変化であり、大きな出来事があるわけではありません。
 誰の人生にでも起こりうる日常を、人が老いることとそれに寄り添う若者の人生に与える影響を描いています。
 若者の恋人の女性と老婦人の会話にこんなのがありました。
 「パルフリ―さん(老婦人の名前)は、運命を信じる?」
 「ええ、信じるわ」その後で「この世に偶然などないわ、運命はきっかけだけよ、あとは私たち次第、日々の一瞬一瞬を大切にすること、私が人生で学んだ一番大事なことよ」
 人生の哀歓を描いた静かな映画でした。
 今日は冬至なので、朝食の温野菜にはかぼちゃを入れました。
 午前中は本部で夫と一緒に打ち合わせがあったので、二人分のサンドイッチを持っていきました。
 それでいつもより沢山の量です。

 朝の激しい雨の後だったので、歩道にはイチョウが沢山散り敷いていました。

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