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2011年4月21日 (木)

ミツバチの羽音と地球の回転

P4200002   「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画を見ました。
 この映画のことは、以前から知っていて見たいと思っていましたが、機会を逃してしまいました。
 一昨日の朝日新聞の夕刊で、この映画が渋谷のユーロスペースで上映されているという記事を見つけ、出かけました。
 内容は、中国電力が山口県上関(かみのせき)町に建設しようとしている上関原発と、原発予定地の沖に浮かぶ祝島(いわいしま)の島民たちの建設反対運動を伝えるドキュメンタリー映画です。
 島は原発反対派と推進派の二派に分かれ、島民の9割はP4200005 反対派ですが、町や県は多数派が多く、知事は推進の許可を出します。
 けれども、島民は実力行使、座り込みをしてそれを阻止しようとします。
 反対運動は25年もの長い間続いていますが、大きな力を及ぼしているのは、70代80代のおばちゃん達です。
 高齢化が進んでいる島で、島に戻ってきて、島の農業、漁業で何とか自立したいと奮闘している30代の青年が父親の跡を継いで、運動に関わっています。
P4210010   12時半の会を見るため、早めの11時45分頃映画館につきました。
 入場券の発売が12時からだったので、来た人は並んでいました。
 並んでいる人は、100人くらいいたと思います。

 混雑は予想していましたが、人が多くて驚きました。
 人々の原発に対する関心の深さが窺えます。
 島の人たちが、自分達の生活の場を守るために、中国電力や、行政側を相手に原発建設を阻止しようする場面は、何度も涙が出ました。
 明るくて働き者で、元気な人たちですが、その人たちの真っ当な声を、電力会社や行政側が聞く耳を持たない悔しさや無念、そしてがんばれとエールを送る気持ちが重なって、涙になりました。
 この映画のよくできているところは、ただ反対するだけではなく、原発に頼らないでどのような社会ができるかということを、スウェーデンを例にして紹介しているところです。
 沢山の人が立ち見していました。
 映画の後で、監督の鎌仲ひとみさんと「原発に頼らない社会へ」の著者で環境活動家の田中優さんのトークショーがありました。
 日本の電力会社が独占企業であり、政府、業界と密接な関係にあること。
 電力の一極集中ではなく、分散型にして、自然エネルギーを扱う企業を育てることにより、雇用が創出できること。
P4210012  日本が一年間に、石油や天然ガス、ウランなどのエネルギー資源の輸入に24兆円を使っている、そのお金を自然エネルギーに投資すれば、持続可能な社会が構築できる。
 そんな有意義な内容で、気さくでわかりやすいトークショーでした。
 26日まで、ユーロスペースで上映していますが、その後各地で、自主上映なども含めて上映されると思います。
 可能な方は、是非見ることをお奨めします。
 映画のプログラムに、監督のサインをもらっちゃいました。

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コメント

ありがとうございます。
いつも楽しみにしています。
最後の
<監督のサインをもらっちゃいました。>
に、(純子先生って、可愛い~!)と思いました。(失礼しました。)

原発は、私も反対です。
使用済み核燃料の処分の仕方にも疑問があります。

原発に限らず、現象世界には「絶対安全」というのはないのだと思いました。

原発の近くで農業や酪農を営んでいた方々が避難を余儀なくされ、とても辛い思いをされている・・その上、その原発で発電した電力は遠い関東に送られ、地元では使われていないという事にも違和感を感じました。
経済の仕組みというか、構造がゆがんでいるのではないでしょうか?
この震災をきっかけに、日本が正しい道を選択して発展していくことを強く願います。

投稿: 小杖まりあ | 2011年4月22日 (金) 13:30

小杖さん

 そうなんです。原発は矛盾だらけ、危険がいっぱい。
 でも原発がないと、電気が得られないと思わせられていますが、そんなことはないようです。勉強しないといけないですね。

投稿: 谷口 純子 | 2011年4月22日 (金) 22:34

合掌ありがとうございます。

映画のご紹介ありがとうございます。マスコミの情報に慣らされている子供達を誘って見に行きたいと思いました。

鎌仲ひとみ監督のトークショーの相手の田中優さんの講演をユーチューブで見ました。

原発事故の現状をどうとらえたらいいのか悩んでいましたので、現象のとらえ方として納得できる説明だと感じました。

そして、未来への展望のある内容に、生長の家の向かう方向と同じものを感じました。今日、本屋で「原発に頼らない社会へ」を探したら一冊だけあったので求めてきました。家族で勉強したいです。

投稿: eriko | 2011年4月23日 (土) 14:24

erikoさん

 そうですか。ユーチューブに講演がありましたか。
 知識を得ることで、自分で考え判断ができますね。

投稿: 谷口 純子 | 2011年4月23日 (土) 19:11

合掌有り難うございます。
「ミツバチの羽音と地球の回転」の映画のことは、『天然生活』という雑誌3月号の中でもチラッと紹介されていて興味を持っていたのですが、どんな内容の映画かまでは知らずに過ごしていましたので、今回ブログで詳しく知ることができてよかったです。有り難うございます。(できれば作品も早く観てみたいですが、レンタルショップで借りられるような作品ではないのでしょうね、きっと。)

先程の雑誌の記事にあったのですが、"トランジション゙(イギリスのトットネスという小さな町から始まった)といって、持続可能な暮らしを目指していろんな活動を展開するグループ(ワークショップ)があるそうです。日本では現在14の地域にあるようで、葉山町のグループが、その活動の一環として、「ミツバチの…」を自主上映したということでした。

地球環境のことを真剣に考え、地道に活動している人や団体が他にもあることを知ると、心強く、頼もしく思い、励みになります。

映画といえば、「恋するトマト」という、農業を題材にした映画(俳優の大地康雄さんが監督・主演)もぜひ観てみたいのですが、地方ではなかなか観ることができません。TSUTAYAでも借りることができなかったです。
大地康雄さんが日本の農業の未来を憂いておられ、何とかしたい、という想いを持って制作されたようです。
前川淳子拝

投稿: 前川 淳子 | 2011年4月24日 (日) 03:22

前川さん

 「ミツバチ・・・」の映画、地方でも上映してるところがあるようです。
 ホームページか何かで、上映日程など書いてあるかもしれません。
 環境問題に真面目に取り組んでいる団体や、人々も探してみると案外います。
 まだ多数派ではありませんが。
 本もたくさん出ています。
 そういうのを見たり読んだりすると、力が与えられますね。

投稿: 谷口 純子 | 2011年4月24日 (日) 21:42

合掌有り難うございます。
純子先生、ありがとうございます。早速Webサイトで調べましたら、私の住む地域では今後上映する予定はまだ無いようですが、問い合せてみましたら、今この映画の自主上映申込みがかなりあり、これからますます上映するところが増えるだろう、とのことでした。頻繁にチェックしてみたいと思います。

ちなみに、自主上映目的でこのDVDを購入するには、10万円かかるそうです。(1000円の参加費なら100人分です)このお金は映画制作費に充てられるとのことでした。
前川拝

投稿: 前川 淳子 | 2011年4月26日 (火) 00:13

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