「宇宙は何でできているのか」という本を、少し前に買いました。
新聞で著者が紹介されていて、興味を持ったからです。
副題に「素粒子物理学で解く宇宙の謎」とあり、2011年の新書大賞一位で、科学書では異例の22万部のベストセラーだそうです。
著者は、村山斉(ひとし)(47)さんで、東京大学数物連携宇宙研究機構(IPMU)の初代機構長ということです。
宇宙の謎が誰にでもわかりやすく書いてあるということだったので、買ったのですが、わかるところはわかりますが、物理学の知識のほとんどない私には、ちんぷんかんぷんのところもたくさんあります。
この本は宇宙の誕生に迫っていて、137億年という宇宙の歴史は、私たちには想像のつかない長い時間ですが、そんな昔の宇宙の状態が何故わかるのかということが書かれているので、そこは大変興味深いです。
そして著者は、『「宇宙は、どうやって始まったのだろう? 遠くに見える星は、何でできているのだろう? どうして、自分たちはこの宇宙にいるのだろう? 宇宙は、これからどうなっていくのだろう?」
こうした疑問は哲学者たちのテーマでした。しかし時代は大きく変わり、「科学の力」によって、その謎を解き明かすのにあと一歩というところまで来ています。』
このように序章で書いていて、最後にまた「哲学者の考えるテーマが、この本を読んで科学が解き明かそうとしていることが、お分かりになったと思います。」と、書いています。
普通はそのように考えるかもしれませんが、物質宇宙がどのようにできたか、どのような法則が支配しているかが分かったとしても、それでは、その法則はどうしてできたかという問いには答えられないのではないかと思いました。
とは言っても、この本は大変興味深く、3回目を読んでいます。
本当は、一回ではよくわからないからでもありますが、読むたびに少し理解が深まり、おもしろいのです。
庭では最後のユリが咲きました。
白、真紅、オレンジ、黄色などが終わって、このピンクは「鹿の子百合」というのでしょうか。
ブルーベリーも色付く頃です。
おべんとうは、イワシと山芋のバーグ、ナスのシソ味噌サンド、トラ豆煮、シイタケ時雨煮、卵焼き、人参、イカげそ・さつま揚げ・ゴボウキンピラです。
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