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2011年10月19日 (水)

吉凶は人によりて、日によらず

Pa170003  今日は気温が下がり、寒い日になりました。

 朝10時前に家を出て新宿に行きましたが、すれ違う通勤の人の装いも急に冬めいて、スカーフやマフラーを首に巻いたり、コートを着ている人もいました。

 徒然草の講座に行きました。

 兼好さんの時代、人々は今よりももっと、日にちや方角の吉凶、様々な習慣、迷信などに支配されて、日常生活を送ってPa180006 いたのでしょう。

「 陰陽道で、たとえ吉日でも、人が悪い行いをすれば、悪い日になるし、凶の日でも良いことをすればよい日になる。

 吉日に行ったことでうまくいかなかったことと、凶の日にやってうまくいかなかったことを数えてみたら、同じ数になるだろう。

 およそこの世にあるものはすべて変転きわまりないもの。存在していると見るものも、実ははかなく消え去るもの。はじまったことに終わりはなく、志はかなえられず、しかも欲望にかぎりはなく、人の心は変わるものだ。

 この世にあるものすべては幻のようなもの。あらゆるものが現状のままを保つことがあろうか」(清川先生訳)

 〝吉凶は人によりて、日によらず〟

 真理を喝破していますね。

Pa180009  清川先生は、江戸検定の上級に挑戦するため、細切れの時間を使って勉強しているそうです。

 テキストがあって、覚えるのだそうですが、テキストを書き写して、少しでもはっきりしない言葉に出会ったら、すぐに広辞苑を引くそうです。

 それでもわからない時は、日本国語大辞典という辞典をさらにみるとのこと。

 そうすると、今まで自分では知っていた、わかっていたと思っていたことが、案外いい加減だったり、新たに知ることも沢山あり、興味は尽きないそうです。

 このような勉強の方法は、ただ読むだけでは意識の表面を滑るだけで身につかないので、心に、脳に刻み付けるためにするそうです。

 人間は知らないことがいっぱいあるのだから、知ったかぶりをしないこと。

 そして、沢山の人が色々な方面の勉強をしたり、研究をして、私たちはその成果を学べるのだから、ありがたいことだと言われました。

 90歳の先生の前向きな意欲には、頭が下がります。

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コメント

諸行無常、移り変わるものには実体はない!と言うことなのでしょうか、90にして尚、生きる姿勢に説得力のある素晴らしい先生ですねcoldsweats01、感心致しました。

投稿: 尾窪勝磨 | 2011年10月20日 (木) 11:02

合掌 ありがとうございます。
徒然草の講座素晴らしいですね。90歳になられる先生の学問に対する姿勢に感嘆させられました。私には徒然草は難しいですが、勉強を続けられている純子先生を尊敬致します。
尊敬と言えば、昨日、恵美子先生の新しい写真集
「初めて気付いたこと 米寿の散歩道」を手にしました。薄くて小さな写真集ですが、その中に多くの人々の人生を凝縮して写していらっしゃる恵美子先生のカメラワークに驚きました。
今年米寿を迎えられ、ご自分の足元に気をつけられて、ゆっくり歩かれたからこそ気付かれたアングルですね。
道路の何気ないマンホールの向こうに色々な人々の人生の営みが見えて来るような気がします。
初めは、「マンホールの蓋?」と思いながら読み始めたのですが、何度も読み返すうちに、恵美子先生のお心が私にも伝わってきました。
コンクリートや石の割れ目から顔を出して咲いているお花には、底知れぬ力強さを感じます。

北海道もここ数日は比較的暖かい秋晴れの日が続いてますが、冬の使者の雪虫がたくさん飛んでいました。
そのような季節になっても、庭の片隅で咲いている菊・マリーゴールド・金魚草の健気な姿に心を
打たれました。

そして、米寿になられてもお元気なご様子の恵美子先生に嬉しくなりました。
素敵な写真集をありがとうございました。
                   再拝

投稿: 秋田佳子 | 2011年10月21日 (金) 19:30

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