北海道で新たに知ったこと
涼しい北海道から東京に帰ってくると、暑さが殊の外厳しく感じられます。
今回の旅行はすべて子供に任せたので、特に予定はなく、ホテルだけが決まっていました。
洞爺湖では二泊したので、二日目は丸一日フリーでした。
地図を広げて、どこかよさそうなところはないかと探しました。
ここは10年以上前に家族旅行で訪れたことがありました。
夫が有島記念館というのを見つけました。
「この有島は有島武郎のことかな?」というので、調べてみると、有島武郎に関係する記念館であることがわかりました。
有島武郎が北海道の人がどうかわかりませんでしたが、行ってみようということになりました。
広い畑が広がり、農家がポツンポツンとある田園地帯を1時間近く走って、ニセコ駅からほど近い有島記念館に着きました。
ちょうど15分間の紹介ビデオが始まるところで、まずは予備知識を得ました。
記念館のある場所は、かつて開拓農場として、数家族の開拓者が入植していた有島農場のあったところです。
館内を丁寧に見て回り、沢山のことを新たに知りました。
有島武郎が学習院で大正天皇の学友に選ばれたこと。札幌農学校(現北海道大学)で学び、新島譲や新渡戸稲造から影響を受け、アメリカに留学したこと、その後ヨーロッパにも行き、当時の日本人としては珍しい国際感覚を持っていたこと。
クリスチャンになったが、日露戦争を機に、欧米がキリスト教の国であるにもかかわらず、キリストの教えが社会生活に生かされていないことに失望し、キリスト教を放棄したこと。
地位も名声もあった父親が、武郎の将来を考えて、北海道に広い土地を求め、地主となったこと。
武郎の弟、有島生馬は画家、作家の里見惇も弟とは知りませんでした。
有島記念館は現在ニセコ市が運営しています。
記念館出版の、ニセコを舞台にした「カインの末裔」「親子」「秋」の3作品が収録されている本を買って、読みました。
「カインの末裔」は、私にとって読みづらい本でした。
「わが国近代文学史上 本格的なリアリズムの虚構を達成した有島武郎の代表作」と、本の帯に書かれていました。
いずれにしても、興味深い有島記念館でした。
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コメント
谷口雅宣先生
純子先生
お帰りなさいませ。m(__)m

素晴らしいお子さまたちからのプレゼント、「北海道へのご旅行」、満喫なさいました由、お慶び申し上げます。
素敵なお写真に加え、有島武郎さんの情報ありがとうございました。
学習院大学で、教鞭をとっておりました兄から、昔、話を聞いたことありましたが、記念館があること等知らず、純子先生のお話、大変勉強になりました。

お三方のうち、実際に読んだことがある人は、新渡戸稲造さんですが、有島さんは記憶がありません。

今度、読んでみようかと思います。
ご紹介、ありがとうございました。
まだまだ、暑い日が、続きますが、どうかお身体お大切になさいますよう…。m(__)m
また、お料理のご紹介、楽しみにさせていただきます。
ありがとうございます
投稿: 原 恵美子 | 2012年8月 3日 (金) 22:28
合掌 ありがとうございます。
還暦北海道旅行より、お帰りなさいませ。
涼しい北海道より東京へのお帰りは、暑さ一入の事と思います。
明日から、少し気温が下がり、ちょっとだけ過ごし易いと気象情報で伝えていました。
お子様からの素敵なプレゼントのご旅行、一段と思い出に残られたのではないでしょうか。
おめでとうございます。
北の方に縁の薄い私は、純子先生のブログを拝見しながら、雄大で自然豊かな北海道に思いを馳せました。ありがとうございました。
有島武郎の作品、「或る女」や「カインの末裔」は知っていますが、読んだ事はありません。
里見惇の名も聞いた事はありますが、有島武郎の弟とは知りませんでした。
また一つ勉強になりました。
いつも、ありがとうございます。m(_ _)m
これからも、楽しみにしております。
安東孝子拝
投稿: 安東孝子 | 2012年8月 3日 (金) 23:34
原さん
お兄様が学習院で教えておたれたのですか。
いろいろ興味深いお話もあったことと思います。
ありがとうございました。
投稿: 谷口 純子 | 2012年8月 6日 (月) 11:35
安東さん
本当に世界には知らないことが沢山ありますね。そして知っているつもりでも、良く知らなかったと知ることもあります。
だから、人生は楽しいのかもしれません。
投稿: 谷口 純子 | 2012年8月 6日 (月) 11:38