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2012年11月14日 (水)

お金を使わない?

Pb130008   寒波が押し寄せて、寒さが厳しくなりました。
 

 朝日新聞の土曜版、「Be」に「お金のミカタ」というコラムがあります。
 

 フリーライターでシンプル生活を提唱している金子由紀子さんが書いていますが、毎回考えさせられたり、学んだりすることがあり、楽しみに読んでいます。
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 今回はアイルランド出身の男性(当時29歳、現在32歳)が、一年間お金を使わずに生活した記録の本が紹介されていました。
 

 金子さんの説明によると、この男性がお金を使わない生活をしたのは、貧困のためではなく、大学で経済学と経営学を学び、食品業界で実際に働いた経験から、生産と消費が遠くPb100011 なることによって人々が過酷な競争にさらされ、ますますお金に振り回される現状に疑問を感じ、実験してみたとのことでした。
 

 興味を持ったので、その本「ぼくはお金を使わずに生きることにした」(紀伊国屋書店刊)を買って読みました。
 

 お金はそもそも最初、何のために作られたのかから始まり、Pb120004 本来は物々交換していた人間が、交換をより効率よくするためにお金を導入したのに、いつの間にかお金そのものが目的になり、今では実体のない膨れ上がったお金に振り回されて、人々が生活している。
 

 お金は人間の限りない欲望を、さらに募らせる結果となり、資源枯渇や地球温暖化を招き、格差社会を作っている。
 

Pb130011  そんな現状に、疑問を感じ、お金がなくても暮らせることを実証して見たかったということです。
 

 サバイバルゲームのような部分もありますが、考え方には共感することも多く、大変真面目に現代社会の問題に向き合い、人としての生き方も誠実です。
 

 11月最後の土曜日は「無買デー」といって、一日何も買わないで、消費について考えてみようという日です。
 

 これは1992年にカナダで始まりましたが、今では世界64カ国に広まっています。
 

 私も改めて消費について考えてみたいと思いました。

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コメント

無買デイ・・・時々します。
冷蔵庫の中 カラッポ・・・気持いいですよ。

何だかんだ言っても、食品庫には、色々入っているものです。

買いに行くと ついつい余分買い・・・
思い切って 行かないで、知恵を出す。

意外と 新しい発見に ビックリ!!!

でも 本当に なくなったときの 買い物は、すごく重くなってしまって・・・自己嫌悪に陥ります。(ヤラナキャヨカッタ・・・)

こんな毎日 何だか ワクワクです(^^)//

投稿: 関本恵子 | 2012年11月15日 (木) 15:52

合掌 ありがとうございます。

   綺麗で優しい色のハイビスカスのお花を
   掲載くださりありがとうございます。
   最後のお花でしょうか。
   葉っぱが活き活きしていて、まだまだ咲
   きそうな感じです。

  「無買デー」の日があり、それも世界64
   カ国に広まっているんですね。
  (何も知りませんでした)
   私も、週1回なるべく買い物に行かない
   ように努めております。
  (冷蔵庫の中の整理とお金を使わないために)

   物を無駄にしない為にも、よく考え購入
   したいと思います。
   消費について考えるよい機会を与えてくださり 
   ありがとうございます。m(_ _)m

            安東孝子拝

投稿: 安東孝子 | 2012年11月15日 (木) 21:40

合掌。純子先生ありがとうございます。無買デー興味あります。といいますのも現在、我が家は多額の債務を抱え、節約を基本とします。今月も給料をとりあえず、全額引き出し、必要なときのみ封筒から出すといった形にし、銀行口座に入れておくとついカードや実際いくら光熱費などが引き落とされているか感覚が鈍るからです。次の給料日まで何日かと考えながらやりくりしているところです。苦しいようで賞味期限切れ近くの特売や夕方の特価を見つけた時の喜びはある意味楽しいです。高齢の両親の栄養も考えるので頭も使いますが先生の著書も参考に頑張っています。料理を作ってあげれることに感謝です。おいしいと言ってくれるのも喜びです。ちなみに弁当男子ならぬ料理男子です。これからも楽しみ拝見させていただきますので頑張ってください。

投稿: マロン | 2012年11月17日 (土) 12:33

ドイツ人の女性で15年かお金を使わずに生活してこられた人の話も面白いので、ご参考にお知らせいたします。

英語サイト
http://www.odditycentral.com/news/woman-hasnt-used-money-in-15-years.html

日本語サイト
http://rocketnews24.com/2011/07/11/111350/

投稿: Mario Kawakami | 2012年11月18日 (日) 08:46

 関本さん

 冷蔵庫の中がすっきりするの、いいですね。
 ものが少ないと、大切に工夫して使うので、良いことをした気持ちになります。

投稿: 谷口 純子 | 2012年11月18日 (日) 21:28

 安東さん

 ものを余分に持たないというのは、良いことだとわかっていても、つい買ってしまうということがあります。
 この辺のバランス、難しいですね。
 豊かな時代を生きる人間の、ぜいたくですね。

投稿: 谷口 純子 | 2012年11月18日 (日) 21:30

 マロンさん

 光明面のみを見る日時計主義、実践されていますね。
 お料理男子、素晴らしいです。
 ご健闘をお祈りします。

投稿: 谷口 純子 | 2012年11月18日 (日) 21:33

 marioさん

 15年もお金を使わないって、どんな生活でしょう。面白い情報、お知らせくださりありがとうございます。

投稿: 谷口 純子 | 2012年11月18日 (日) 21:37

 今回の純子先生のお話は、まさに今私が知人の勧めで読んでいる「エンデの遺言」という本の内容とまったく同じことだと思い、少し紹介させていただきます。                     ・・ミヒャエル・エンデは1994年に、NHKに新しい番組の企画を提案した。それは現代の貨幣システムを扱ったもので、環境・貧困・戦争・精神の荒廃など、現代のさまざまな問題にお金の問題が絡んでいる、という。                

「そこで私が考えるのは、もう一度貨幣を実際になされた仕事や物の実態に対応する価値として位置づけるべきだということです。そのためには現在の貨幣システムの何が問題で何を変えなければならないかを皆が真剣に考えなければならないでしょう。人間がこの惑星上で今後も生存できるかどうかを決める決定的な問いだと私は思っています。     

重要なポイントはたとえばパン屋でパンを買う購入代金としてのお金と株式取引所で扱われる資本としてのお金は2つの全く異なった種類のお金であるという認識です」とエンデは語り、お金の問題を明らかにする。

 次に番組では、ミュンヘン郊外にある国際児童図書館が紹介される。ここにエンデの蔵書も収められているが、その中でもお金に関する資料のなかに、スイスの経済学者ハンス・クリストフ・ヴィンスバンガーの著書「お金と成長」を挙げる。エンデと直接会って意見を交換したこともある彼は、経済が常に成長し増殖し続ける宿命をもつようになった理由を、利子の存在に求めている。
 彼は番組とのインタビューに、「お金を作りだし、増やしてゆくのは、錬金術のやり方にきわめて似ています。錬金術は人間の欲望が作り出したものです。錬金術は、鉛から金を作りだそうというものですが、ありふれた鉛を金という価値のあるものに変えてゆくという考え方は、現代にも通じるものでしょう。通貨を印刷し、さらに利子がそれを増やしてゆくわけですから。そのお金が一人歩きし、自然環境やモラルに影響を与えています。お金を考えるとき、モラルの問題を忘れてはなりません。お金には倫理的問題が存在するのです」と語っている。・・                     
 
 私は、ミヒャエル・エンデというと『モモ』という童話を書いた人、という認識しかなく、しかもその物語のテーマは「時間」だとばかり思っていたのですが、実はそうではなく先述のような「お金」に関することを言いたかったのだと知り驚きました。                      
 改めて、すべての人がこれまでの成長し続けてきた経済のありかたを見直すべきときにきていると痛感しました。

投稿: 前川 淳子 | 2012年11月19日 (月) 22:11

前川さん

 エンデの本について、私も知りませんでした。同じような考え方ですね。
 折りしも、首相候補と言われている人が、輪転機を回せばいいと言いましたが、エンデとは正反対の考え方ですね。

投稿: 谷口 純子 | 2012年11月24日 (土) 16:45

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