小さな変革、いつかつながる
4日の朝日新聞、オピニオン欄に「原発と私と私たち」というテーマで、5人の人(すべて女性)の意見が掲載されました。
その一人、ドキュメンタリー映画監督の鎌仲(かまなか)ひとみさんの意見は勇気を与えてくれるものでした。
鎌仲さんは、核をめぐる3部作「ヒバクシャ」「六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」があります。
これまで各地で約2500回、上映会を開いています。
会場に足を運ぶのは、ごく普通の人たちです。そんな人たちの中で、女性たちから質問や訴えがあるそうです。
夫から「原発は仕方ない。原発がなくなったら日本経済がだめになる、心配だ」
「政府が大丈夫だと言っているから、大丈夫でしょう」「原発事故は津波のせいだ」「原発の方が経済的にいいんだ」などと言われる。
それに対して「おかしい」とか言っても「冷静に考えろよ、感情で物事は動かないんだから」
こういう訴えを何十回となく聞くそうです。
鎌仲さんは「勉強してください、情報と理論を伝えますから。お父さんと侃侃諤諤(かんかんがくがく)やってみて」と、言う
そうです。
確かに被災地以外では、また被災地でも、現実の生活が先行し、危機感が薄れているように見えるところもあります。
政府は再稼働を表明していますし、復興ではなく、復旧のようにも見えます。
鎌仲さんが脱原発の活動をしながら感じることは、表面にはあまり見えないが、各地で様々な人が行動し変化が生まれて
いる。そういう人たちに新しい情報や、やる気、同じように行動している人たちがいますよと伝えると、「私だけじゃないんだ、明日からまた頑張ります」という言葉が返ってくるそうです。
本当の変革というのは、大規模な抗議や運動だけで起きるのではないと思いますと言っていますが、本当にそうだと思います。
一人一人が自分の問題として、ささやかなことでも行動し、伝えていく。やがてそれがつながり、大きな変革になっていくでしょう。
「みんなの未来のエネルギー」河出書房新社刊(1400円)、「原発がなくても電力は足りる!」宝島社刊(476+税)
原発に対する疑問に答えてくれるわかりやすい本です。ご参考までに。
公園を通って渋谷から帰ってきましたが、鳩が寄ってきて、ずっと私の後をついてきました。
餌をくれると思ったのでしょうか。
| 固定リンク

コメント
純子先生
合掌 ありがとうございます。
いつもブログを拝見させて頂いております。めぐりゆく美しい四季のひとコマや、素敵なお弁当の写真は本当に心なごむ思いがいたします。
純子先生の原発に対するお考えを伺い、同感の限りです。3.11から二年経ち、人々の心から問題意識が薄れて行く様に見える中で、改めて自分に出来ることから始めて行こうと思いました。気づかせて下さりありがとうございました。
再拝
(純子先生のブログファンより)
投稿: pico | 2013年4月 7日 (日) 22:51
純子先生
合掌ありがとうございます。
良い情報をありがとうございました。
その本を読んで見ます。
根岸幸子
投稿: 根岸幸子 | 2013年4月 8日 (月) 21:28
picoさん
ブログを読んでくださり、ありがとうございます。
投稿: 谷口 純子 | 2013年4月 8日 (月) 22:20
根岸さん
お役にたてれば幸いです。
投稿: 谷口 純子 | 2013年4月 8日 (月) 22:22
合掌ありがとうございます
私が中学生だったとき、先生がこう話されました。「原子力発電所はとても危険なものであり、地震に非常に弱い。だから地震国である日本に、原子力発電所はむいてない。これ以上増やしたらたら、大変なことになる。」と。
また、今のエネルギーの使用料を色々比べても、原子力が必要ないのは一目瞭然です。
日本が、世界が、すみやかに自然エネルギーの利用に移行できることを願います。
投稿: 水野奈美 | 2013年4月10日 (水) 08:36
水野さん
水野さんの中学校の先生は、立派な考えを持っておられたのですね。
近頃思うのですが、早くから危機感を持っていた方々は、現実がなかなか変化しないことにどんな思いで過ごしてこられたのかということです。
その時自分のできることを、懸命にすることによって、それが希望につながり、悔いはないのでしょうか。
投稿: 谷口 純子 | 2013年4月16日 (火) 22:37