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2016年6月17日 (金)

「愛国と信仰の構造」を読んで①

Img_7207 谷口雅春先生の31年祭で、長崎に来ています。
 昨日は小雨でしたが、今朝は曇りから次第に晴れてきました。
 庭では紫陽花の鮮やかな青が爽やかで、くちなしは香気を放っています。
 生長の家が来る参議院選で、「与党とその候補者を支持しない」という声明を出したことはご存知と思います。
 その事に関連して「日本会議の研究」という著書も注目を集めています。
 日本会議だけではなく、日本がなぜ全体主義から世界大戦に突き進んでいったか、明治維新前後からの日本社会全体のナショナリズムと信仰について詳しく書かれた本があります。
 「愛国と信仰の構造」という本です。
  夫が持っていたのですが、著者の島薗進さんは東京大学名誉教授の宗教学者で、日本宗教学会元会長をされていました。
  島薗さんが、宗教学会会長をされていた頃、島薗さん主催の宗教者の集まりに、夫と一緒に何度か出席したことがありました。
  また夫の著書、「神を演じる前に」のはしがきを書いていただいたご縁もありました。
  共著者の中島岳志さんは、大仏次郎論壇賞、アジア・太平洋賞「大賞」を受賞した「中村屋のボーズ」の著者で、私はその本を読んでいました。
  「中村屋のボーズ」は、副題に「インド独立運動と近代日本のアジア主義」と書かれていて、内容に引かれ読んだのでしたが、当時の中島さんは30歳で、その若さで深い内容の本を書くことのできる俊才であるとの印象を持ったのでした。
  そのお二人の共著ということで、興味を持ちました。
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  「愛国と信仰の構造」の帯には、『あの国体論が復活している! 安倍政権の背後の宗教ナショナリズムを斬る!』とあります。
  背後の宗教ナショナリズムは、生長の家と関係があるだろうと思いました。
  生長の家講習会では総裁が参加者から寄せられた質問に答える時間があります。
  2・3か月前、「生長の家は日本会議と関係がありますか」という質問がありました。
  総裁は「日本会議とは関係ありません」と、はっきり否定しました。
  その頃の私は日本会議についてよく知らず、多分かつての生長の家の学生運動をしていた人たちが中心になって、「日本を守る会」から派生した団体くらいの認識でした。
  けれども、一般社会では、日本会議について懸念を持っている人が沢山いたようでした。
  また、生長の家=日本会議=安倍政権=自民党という図式もある程度一般に認識されていて、驚きました。
  全く以て、間違った捉え方ですが、社会というのはそのように単純な図式で見る人が多いのだということも知りました。
  最初は夫の本を借りて読んだのですが、すぐに自分用に買い求めました。
  内容が複雑で、江戸末期から明治維新、そして第二次世界大戦までの日本の政治と宗教の関係が詳しく書かれていて、そのような事情に詳しくない私には、気軽に読める内容ではありませんでした。
  しかし、知識としてぜひ知っておかなければならないものだと思いました。
  一読し、大まかな内容は大体理解しましたが、細部の流れは頭の中で混乱していました。
  そこで、二回目は順を追ってノートを取り、頭の中で図式が描けるように勤めました。
  歴史から学ぶことをしなければ、同じ失敗を繰り返します。 
  そのための、とても有効な参考書であると思い、興味のある方にはぜひ読まれることをお勧めします。

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コメント

合掌、ありがとうございます。
谷口雅春先生の31年祭を恙なく終えられたことと存じます。

過日、「日本会議の研究」を読みました。衝撃的な内容で、知らないでいることは怖いことだと思いました。その後、「愛国と信仰の構造」を読み始めましたが、内容が難しいものの“知るべきことは知り、学ぶべきことは学びたい”と言う思いで、途中、文言の意味を調べつつも、文字を追っているような状態でしたがどうにか読み終えました。でも、二回目以降、先生がされている読み方を参考にさせていただき、すこしづつでも理解していきたいと思います。感謝合掌
 大久保 恭子拝

投稿: 大久保 恭子 | 2016年6月17日 (金) 13:03

合掌 ありがとうございます。
大阪の講習会に参加していました。総裁先生のご講話に実名(組織名)を云われたことに何か余程のご決断をされたと失礼ながら思わせて頂きました。「日本会議の研究」も買い求め読みました。最初は難しくわかりませんでしたが読み進む内に理解できてきました。読み終わって感じたことは、谷口清超先生の勇気あるご決断にどれほどのご心労をされ、勇断を下されたお陰で、また現総裁谷口雅宣先生が前総裁谷口清超先生が雅春先生の御心を大切に守って下さったのと同じように、法燈継承された総裁雅宣先生が正しい方向性をお示し下さっている御陰で、雅春先生の世界に通用する「生長の家」に現在慣らせて頂いていると云うことを感謝せずにはいられませんでした。ありがとうございます。今回の選挙の事に関しましても、よくご決断下さったと思います。政党の好き嫌いではなく、政策内容をきちっと選ぶことの大切もわかりました。次は「愛国と信仰の構造」を読みます。純子先生の総裁に対するお心が私はとても好きで、常に、相手を理解する姿勢の大切さを学ばせて頂きます。現代の世界に通用する「生長の家」を今日までお導き頂けましたことを心より感謝申し上げます。皆様と共に、常に理解しようとする心の大切さをお伝えしてまいります。ありがとうございます。7月22日の教区大会に向けて伊藤教区連合会長と心一つにして大盛会に向けて推進しております。感謝合掌

投稿: 極立美代子 | 2016年7月 3日 (日) 13:20

極立さん

 ご理解いただきありがとうございます。
「愛国と信仰の構造」の本は、難しいですが、現代を生きる日本人として、ぜひ知っておかなければならないことだと思います。
 教区大会、ご活躍をお祈りいたします。

投稿: 谷口 純子 | 2016年7月 5日 (火) 22:45

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