長岡市に行ってきました
新潟越南教区の講習会で、長岡市に行ってきました。
越後は稲刈りの真っ最中で、田んぼの半分くらいはまだ刈取りが終わっていませんでした。
激しい雨がつづいたらしく、車窓から見える田んぼの稲は、ほとんど倒れていました。
水につかった稲は芽が出てしまうので、早く刈り取らなければならないそうです。
日曜日の今日は、穏やかな晴天に恵まれました。
刈取りをした農家も多かったのではないかと思います。
講習会では質問の時間がありますが、新潟では間もなく知事選があるそうで、どの候補に入れたらよいかという質問が出ました。
総裁は、「どんな人が出ているのか分からないし、誰に入れなさいとは言いませんが、選ぶ基準としては、新潟は原子力発電所がありますから、脱原発を主張する人に入れた方がいいとしか言えません」と答えました。
会場からは拍手が出ました。
懇談会の席上でも、青年会の女性が、「新潟は世界一の原子力発電所があるので、原発再稼働は絶対に反対で、多くの若者はそう思っています」と言っていました。
東京の電力を支えるために、新潟の原子力発電所は作られましたが、「地元の経済に打撃があったとしても、いったん事故があれば、故郷を追われることになるので、原発再稼働
は、絶対に反対です」と、別の女性も切実な思いを披歴されました。
原子力発電所が身近にある人の、緊迫した思いが伝わってきました。
近くにないから安全ではなく、いったん事故が起こったらどのようなことになるかは、誰にも予測できません。
しかし、福島を経験している日本人は、知っているはずです。
もっと敏感に反応してもいいと思うのですが、日本人の何かが麻痺しているのでしょうか。
声を大にして脱原発を言わなくてはならないと、改めて思いました。
講習会の控室には、トルコキキョウがやさしい雰囲気のお花と、松ぼっくりやドングリで作った、手の込んだ楽しいクラフトを飾っていただきました。
新潟越南教区の皆さま、お世話になりました。
ありがとうございました。
最近のコメント