復興支援継続
10月半ばに日本列島を襲った台風19号は、関東から東北地方にかけて甚大な被害を及ぼしました。
山梨県は一人の死者もありませんでしたが、JRの中央線と中央自動車道で土砂崩れなどの被害がありました。
中央道は全線開通まで約1週間かかり、中央線は特急が10月末まで不通になり、人の移動や流通に大きな被害をもたらしました。
台風の約1週間後の10月20日、21日には森の中のオフィスでフェスタが行われる予定でした。
台風による被害は各地に及び、とりわけ隣県の長野県は千曲川の決壊で、大混乱を来していました。
フェスタの目的は、自然の恩恵に感謝し、その恵みを人々と分かち合おうというもので、いわば一種のお祭りです。
何事もない時には、感謝の思いでお祭りをすることは、何の問題もなく良いことです。
けれども今回のような非常事態には、フェスタをするよりも、復興支援をすることの方が重要ではないかとの判断に至りました。
そしてフェスタが予定されていた20日、21日の2日間、本部職員は災害ボランティアに行くことになりました。
長野に約50人、福島に約30人、残りの職員は後方支援に回りました。
夫と私も、長野のグループに加わり、長野県で被害が大きかった長野市の穂保地区の大きな農家の泥出しなどのお手伝いをしました。
ほとんどの職員が初めての経験でしたが、実際に災害の惨状を目にし、地球温暖化の影響を切実なものと感じたことと思います。
自然災害とか天災という言葉を使う人もいますが、これらは温暖化が及ぼす人災ですから、1人1人が自分の生活を変えていく必要があります。
そのことを1人でも多くの人が気づき、実際の行動に結びつくように願わずにはおれません。
復興支援のボランティア活動は、その後も全国に参加者を募り、継続的に行われています。
今後も災害が予想されますから、準備を怠らず、自然と人間の大調和を祈りつつ、行動に繋げたいと思います。
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