コロナバスターズリレー
少し前のこと「黄色の布地ない」と夫が聞いてきました。
また何を始めるのかしらと思いましたが、以前に濃い黄色のオフィス型のクッションを作った残り布のことを思い出し、「あると思う」と答えました。
ところが、あるにはありましたが、ほんの切れ端で何かに使える大きさではありません。
「何に使うの」と聞くと、「黄色いハンカチだよ」との答えでした。
「あら、幸せの黄色いハンカチ?あれは元々アメリカの話なのよね」
「黄色いハンカチを目印にして自転車のリレーをしようと思って」
本当にいつも、人があまり考えないようなことを、次々思いつく夫です。
「黄色い布、黄色い布」と考えていて、「ああそういえば」と思いつきました。
和箪笥に着物を仕舞っていますが、着物を包んでいる晒し布が黄色だったことを思い出したのです。
箪笥を開けてみると、黄色の布の予備が2枚ありました。
「ピッタリの生地だね」と夫は言い、6枚に切ると12枚できる大きさでした。
黄色い布はそうあるものではないので、希望者にあげるためです。
新型コロナウイルスの拡大防止のため、人が集まるPBSのミニイベントができません。
その代替として、夫は自転車のリレーを考えたようです。
それもただのリレーではなく、コロナウイルスの収束を願ってのリレーで、参加を表明した人は自分の家に黄色いハンカチを掲げ、できればコロナバスターのマークも旗に入れます。
また、バトンは夫が木で作った観世音菩薩棒です。
コロナバスターのマークが入ったバッグの中に観世音菩薩棒を入れて、次の人にバッグごと渡すというのがこのリレーです。
これはオフィスの職員間のイベントです。
オフィスの職員寮は8か所にありますが、まず最初の人が自転車でどこかの寮を目指し、黄色い旗のある家にバッグ入りの観世音菩薩棒をかけていきます。
こうすれば、人と接触せずにリレーができます。
菩薩棒が届いたことに気が付いた人は、自分の可能な時間を見計らって、次のどこかの寮を目指すのです。 近いところでも、遠いところでも自由に選べ、あらかじめ決められたコースではなく、どこにくるかわからないところも意外性があっていいと思います。
すでにバトンを受けた人は、FB上で終わったことを知らせるので、それ以外のところに行きます。
ですから最後はお隣だったり、とても離れた坂の多い道かもしれません。
また次々参加表明があれば、コースもそれに従って変わって来ます。
このリレーは終わりがなく、一巡すればまた違うコースを選びずっと続けられます。
今回のように人との接触をできるだけ減らさなければならないときに、リレーを通じて人とのつながりが感じられ、また自転車に乗る楽しさも味わえて、なかなか良い企画だと思います。
自転車に限らず、様々な分野で工夫しながら、有意義で楽しい時間を持ちたいですね。
きっと色々なアイデアが生まれてくるのではないかと期待しています。
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コメント
合掌楽しい企画、アイデアとても素敵です❗子供の頃の回覧板思いだします、私もヨモギで晒しを染めて玄関に掲げ、一日でも早い終息祈っています。再拝
投稿: 津田寿美 | 2020年5月 1日 (金) 04:11