サフランを植えました
パエリャというスペインの米料理があります。 ご存じの方も多いと思いますが、これは大きなフライパンに米と魚介、野菜などを入れて作る炊き込みご飯です。
我が家では、パエリャは夫をはじめ子どもたちの好物だったので、時々作りました。
これには、香辛料のサフランを使います。
と言っても花を使うのではなく、サフランの赤いしべを着色と風味づけのために入れるのです。
食料品店の香辛料売り場に行くと、サフランが売られていますが、一つの花から赤いしべは三本しか取れず、それもとても細いものなので、高価です。
一説によれば、香辛料のサフランは、金よりも高価だと言われることもあります。 私の手元にあるサフランの瓶を見ると、容量は1,3グラムで2千円くらいでした。
原産地はスペインです。
そんなこともあり、私は東京にいたころ庭にサフランの球根を植え、しべを採ってパエリャを作ったことがありました。
北杜市に引っ越してきてからは、サフランの球根を見ることがなく、サフランを植えることなど忘れていました。
そんな中、今年の7月の終わりごろ、近くの日野春という町のハーブ専門店に行きました。
ここでいくつか花の苗を買いレジで支払いをしていた時、レジ横の籠の中にサフランの球根を見つけました。
珍しく思い店の人に「私の家は1200メートルくらいの標高にあり、そんな寒いところでも育てられますか」と聞きました。
耐寒性はありますと言われ、10個ばかり球根を買いました。
店の人も冬の管理を少し不安に思ったらしく、詳しく調べてくれ、「マイナス10度くらいまでは大丈夫ですが、念のため真冬は堀り上げた方がいいですね」と助言してくれました。
8月初めに球根を植え、11月初旬から徐々にしべが収穫できました。
サフランは一つの球根から花が4個から5個咲きます。
11月末には掘り上げてプランターに入れ、サンルームに置きました。
乾燥させたしべは写真にあるもので、ほんの少しですが、地産地消のサフランを使ってパエリャを作るのを、楽しみにしています。
サフランの球根は、10個で600円でしたが、球根が増えて毎年紫のきれいな花と共にしべが採れるというのは、ワクワクする楽しみではないかと思います。
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