二年ぶりの伊勢
私の父は1月6日が誕生日で、今年95歳になりました。
その父が去年の夏病気になり、一週間ばかり入院しました。
当時はコロナの感染者が多く、お見舞いに行きたいと思っても行けるような状況ではありませんでした。
入院も大変で、コロナ禍では誰も面会に行けず、退院したとき父から大きな声で「家が一番いい」と電話がかかって来たほどでした。
そんなことがあり、昨年の12月ごろは、山梨県でも感染者がほとんどいない日が続いたので、思い切って伊勢に帰りました。
たとえ一週間でも高齢者の入院は大変で、父は弱っているのではないかと案じていましたが、会ってみると元気で安心しました。
私には4人の妹がいますが、3人が伊勢にいます。
私のすぐ下の妹は、父の家の隣に家を建てて、何くれとなく父の世話をしてくれるので、私は安心していられます。
他の二人の妹にも助けられています。
父と話をしていて、知人の話になったのですが、私も父もその人の名前が出てきませんでした。
ところが翌朝、何々さんだったねと、前夜話していた人の名前を父は思い出して口にしたので、思い出せなかった私は驚きました。
父は昔の話になると、俄然元気になり、饒舌です。
それにどの思い出も良い話ばかり、周りの人に助けられた話ばかりで、これが元気の秘訣なのではと思ったことでした。
毎年お正月には伊勢神宮にお参りに行くのですが、伊勢神宮は混雑が予想されていたので避けて、今回別宮の瀧原宮にお参りしました。
高校生の頃に一度行ったことがありましたが、記憶はおぼろげになっていました。
木々に囲まれた自然の中にあるお宮で、森の深さが感じられ、俗化しておらず素朴な中に厳かさもあり、とても良い雰囲気でした。
伊勢神宮の遷宮の翌年には、瀧原宮も遷宮するそうで、伊勢神宮と同じ作りになっていました。
コロナ禍の帰省にためらいもありましたが、思い切って行ってよかったと思っています。
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コメント
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
伊勢に帰られ、お正月を迎えられて良かったですね。お父様もお喜びになられたことでしょう。
何かそれだけでとても心が温かくなり嬉しくなりました。
昔主人が出張の時、長女と伊勢で待ち合わせをし
1泊2日で伊勢神宮に二人旅をしました。
笑って語って又笑って、懐かしい思い出です。
いつかまた今度は皆で、瀧原宮に参拝に行きたくなりました。 ありがとうございます。
投稿: 山下 峰子 | 2022年1月 9日 (日) 00:10