« 2023年1月 | トップページ | 2023年7月 »

2023年6月

2023年6月10日 (土)

野菜中心の食生活

  私の食生活は、ここ一年ほどで少し変わりました。そのきっかけは、夫がこんなのがあったよと見せてくれた「エコロジカル・ダイエット」という本です。
 Img_0680 この本の副題は、「生きのびるための食事法」英語の原題は[DIET FOR A NEW AMERICA」です。
 普段から私は健康的な食事について色々考えてきましたが、この本は、健康増進に役立ち、また人類全体にとって倫理的な食品の選択方法が紹介されています。
 以前から動物の肉は食べていませんでしたが、魚もあまり食べなくなり、野菜中心の生活に切り替えています。
 魚は時々いただきますが、養殖魚は避けて天然のものを選び、それもせいぜい週に一回くらいと決めています。 その理由の一つは、魚も海洋汚染の影響を否めないからです。
 肉類は皆さんご承知の通り、抗生物質や殺菌剤が投与されており、それらを口にした人間の身体にも大いに影響を及ぼします。
 野菜は無農薬、有機栽培のものを選んで求めています。田舎ではそれが可能です。家の近くには、地元で採れた旬の無農薬野菜が安く売られていて、大変恵まれた環境です。
 私たちは、たんぱく質を十分に取ることと、骨を丈夫にするために、牛乳を飲むことを勧められてきました。
 けれどもこれらの高たんぱく高脂肪の食品は、癌や心臓病の原因ともなり、骨粗しょう症とも大いに関係していることを知りました。
 栄養学というのは大変複雑で、素人判断は危険ですから、偏らないように気を付けて様々な角度から検証する必要があります。
 また過去の定説が覆されることもあります。ですから今の時点でわかっていることで判断するしかありませんので、その辺は注意して考えるようにしています。
 Img_0825 高齢になると、たんぱく質不足からフレイルと言われるよろよろした状態になりやすいので、タンパク質の摂取を促されますが、その一方、たんぱく質の取り過ぎは骨粗しょう症の原因にもなります。
 たんぱく質を必要以上採ると、体の外に排出するのですがその時カルシウムも一緒に出ていき、カルシウム不足になることがあります。
 また加工食品に広く使われているリン酸塩は、カルシウムの吸収を妨げるうえ、排出を促してしまうことも指摘されています。
 加工食品の取り過ぎを控え、バランスの取れた手作りを心がけています。
 タンパク質は、動物からではなく、植物性のたんぱく質を中心にして、献立を考えています。
 ロシアの侵略戦争は、世界の食料危機を招いています。
 アフリカや南アジアの貧しい国では、深刻な食料不足が続いています。
 穀物を動物に食べさせるのではなく、人々の口に入るようにと心から願い、野菜中心の食生活がその一助になればと思います。

| | コメント (0)

« 2023年1月 | トップページ | 2023年7月 »