季節のおくりもの
昨日は会議があり、森の中のオフィス食堂でお昼をいただきました。その時、その日の決められた献立のほかに、土筆のつくだ煮風が提供されました。
オフィス食堂の担当者の心遣いが有難く感じられました。先日は蕗の薹の天ぷらが、やはりおまけとして出されました。その時期しかいただけない旬のものを、食べさせたいという気持だと思います。
土筆ははかまを採るのが手間で、指先も黒くなりますが、その手間を厭わずにしてくださいました。
また森の中のオフィスの敷地には、以前はブナの木が沢山あったそうですが、戦後八ヶ岳で大きな森林火災があり、多くのブナの木は焼失したようです。現在敷地には三本だけブナの木が確認されるそうです。
昨日の会議では、本来の植生に近づけようということで、ブナの木の植林が決まりました。
昼食後、私は夫と二人で敷地にあるブナの木を見ようと外に出たのですが、芝生の所に土筆が沢山出ているのを発見しました。
今年初めての土筆だったので、二人で少し採りました。家に持ち帰って、さっと茹でてごま油で炒め、みりんとしょうゆで煮ました。お昼もいただいたので翌日の楽しみにとっておきました。
このような旬の恵みは、ほんの少しだけでも季節感を味わうことができ、暮らしの幅が広がるように思います。
| 固定リンク
コメント