自然環境ときのこの深い関係
今年の7月はじめの木曜日、夫は甲府に用があり二人で出かけました。
生長の家は法人として「日本野鳥の会」の会員ですが、日本最古・最大の自然保護団体である「日本野鳥の会」に個人としても協力したいと夫は考えたようで、寄付金の送金のために甲府に行きました。
用事は午前中で終わったので、午後からは丁度時期のきのこ・ヤマドリ茸もどき(ポルチーニ)を探しに行こうということになりました。
これまで時々ヤマドリ茸もどきが採れていたところは、大がかりな工事が行われていて、地面は掘り返されています。そのため新しい場所を探さなくてはならないのでした。私が以前から気になっていた場所があり、夫に話すとそこに行って見ようということになりました。 半信半疑で森の中を歩いていったのですが、夫がこれは何だと採ったものは、二本並んだ大きなヤマドリ茸もどきでした。「あった!」と二人で喜びました。その後、辺りを見回すと、あそこにもここにもというように、その場所はヤマドリ茸もどきの宝庫だったのです。
私の家から15分位の所と、長野県の原村に、山採りきのこ料理を出すレストランがあります。
その2か所のレストランのシェフは、インスタグラムに収穫したきのこを良く出します。
沢山のヤマドリ茸もどきが並ぶこともあり、私たちは採れてもせいぜい1・2本なので、こんなに沢山どこにあるのかしらと思っていたのですが、この時はその謎が解けたように思いました。
ヤマドリ茸もどきは、最盛期には一か所で沢山採れるのでした。梅雨の時期が最盛期で、梅雨が明けると次第に収穫量が減っていくようです。
その日から三日間位、ヤマドリ茸もどきは本当に沢山採れて、秘書室の人にも分けたほどでした。
そして今は、「アカヤマドリ」というきのこが夏から秋にかけて採れます。
これも二人のシェフは良く出しているのですが、私たちは今年は採れていませんでした。8月半ばの連休、この時も私はあそこはどうかと思うところがありました。夫は私が「あそこは」と思うところはいつもきのこが採れるので、すぐに賛成して、行って見ました。最初は何もなさそうに見えましたが、アカヤマドリはどこと思いながら歩いていて、ふと振り返ると、四本並んだアカヤマドリが視界に入りました。漸く巡り合えたという感じでした。きのこ採りというのは、そんな気持ちを人に起こさせます。
目当てのきのこは、採れるまでは幻のようですが、一度採れると周りの環境や生えている様子が分かるので、次の機会には見当がつき、見つけやすくなるのです。経験がものをいう良い例かもしれません。
山の中にいればこその体験ではありますが、これから秋まで、きのこの収穫が楽しみな時期になります。
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