孫のキノコ採り
1ヵ月ほど前のことですが、小学校2年生の孫が遊びに来ました。丁度その時わが家の裏山にタマゴタケというきのこが沢山出ているのを、朝夫が発見しました。「彼らが遊びに来たら、タマゴタケを採らせてあげたら楽しいと思うよ」と言って、夫は職場に出かけていきました。
タマゴタケが裏山にあることを知らせると、孫息子は幼稚園の妹と二人で我先にと裏山に入って行きました。タマゴタケは傘がオレンジ色で目立つのですぐ目に止まり、二人とも懸命に採りました。20本位の収穫になりました。
その日の午後のこと、彼は私に「図鑑見てもいい?」と聞いてきました。彼は恐竜の名前をよく知っていて興味を持っていますが、わが家に恐竜の図鑑はないので、虫の図鑑でも見るのかと思いました。手の届くところに虫や鳥の図鑑があります。ところが彼が手にしていたのはきのこの図鑑でした。きのこの図鑑も3冊あります。
この時、実体験が子供には強く影響することを、改めて知りました。
彼が手にしていたのは、「よくわかるきのこ大図鑑」という大判のもので、一つひとつのきのこに、きのこの絵と共に、「食用に向くタイプ」「食用に向かないタイプ」「食べ方に注意」「毒あり」と書いてある親切な解説書です。
彼がきのこを採ったのは、今回が初めてではなく、去年もクリフウセン茸やハナイグチを採りました。どのきのこも食用で美味しいきのこです。
けれども森の中には色々なきのこがあり、これは綺麗なきのこで食べられるだろうと思ったものも、夫や私に聞くと、「それは毒きのこ」「食べられない」などと答えるので、子供なりにきのこの判別は難しいのだと思っているのでしょう。
図鑑を見ながら、「このきのこ食べられるんだ」「これは毒だね」などと言って、彼なりにきのこの知識を貯えているようでした。
きのこ採りの楽しさを、孫息子も覚えたようです。
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