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2025年4月26日 (土)

山地の春

 私の住んでいるところは,八ヶ岳南麓の標高1250mの高地です。この地では、春の花はどれもみな一斉に咲きます。梅も桜もつつじも、レンギョウ、雪柳、ヤマブキ、シャクナゲなどが同じ時期なので、まさに、豪華絢爛の様が各所で見られます。少し大げさな表現かも知れませんが、地上の楽園のようです。
 Img_6165 10年少し前に東京から移住してきたのですが、東京では1月の末に、庭の紅梅が咲き始め、桜が咲くのはその2カ月後くらいです。そのため花それぞれをゆっくり楽しめるということがあるかもしれません。どちらがいいと比べられるものではなく、それぞれの良さがあると思います。けれども、八ヶ岳に住んで10年近くたち、厳しい冬の寒さを乗り越えた身には、春が到来して、花々の楽園のような様が楽しめることは、大きな喜びです。
 Img_6171 実際、1か月前の3月半ばには、大雪に見舞われて、その日予定されていた生長の家長坂寮での子ども食堂の開催も危ぶまれるほどでした。子ども食堂は無事開催されましたが、子ども食堂のお手伝いをしたスタッフの間では、3月の雪が話題になり、1か月の変化の大きさに皆で驚きの思いを伝えあいました。
 Img_6180 北海道でも、様々な花が一斉に咲くと聞いたことがありますが、厳しい冬の後に訪れる花々の饗宴は、大きな喜びでありご褒美のようにも思えます。「苦あれば楽あり」言葉の順序が逆ですが、マイナス10度を超える日々を耐えたのだと感慨深く思うのです。

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