永遠の命
私は最近死生観について書かれた本を読みました。著者は宗教学者であり、グリーフケアや人の死について多くの著書がある島薗進さんです。『死生観を問う』(朝日選書刊)
人の死について私はあまり深刻に考えたことはありませんでしたが、人が死ぬということは避けられない現実ですから、島薗さんの著書を読んで改めて考えることができました。私が幼稚園の時、母方の祖母が亡くなりました。祖母の家は愛知県にありましたが、大学生だった叔父が、三人の幼い子供がいる母が忙しそうにしているので、祖母のところに連れて行ってくれました。所が夜になると私はさみしくなり、泣き出してしまいました。
結局父が迎えに来てくれました。そんな祖母が亡くなったので、私は母に「祖母はどこに行ったの」と聞きました。すると母は「空の上から私たちを見守ってくれているよ」と答えました。よくは分かりませんでしたが、そんなものなのかと幼い私は思いました。
多くの人が、人は亡くなっても、どこかで私たちを見守ってくれていると考えることがあるようです。命の永世を意識するしないに関わらず、心の奥底で命の永世を信じている証左ではないかと思いました。お墓参りをしたり、ご供養をすることによって、感謝の思いを伝えることは、とても意義のあることではないかと改めて強く思いました。
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